寝たらお酒は抜けると思ってた…!!翌日の運転でも免許停止になるって本当?!
飲み会の次の日の運転。
「ある程度寝たからまあ大丈夫でしょ!」
そんな軽い気持ちで運転してないでしょうか?
次の日までお酒が残っていて飲酒運転で警察に捕まったらシャレにならないですよ。。。
甘く見てはいけない!飲酒運転による人生の転落…!!
どうして軽い気持ちで飲酒運転してしまうのかというと、捕まった時の罰則やその後の人生について深く考えていないからだと私は思います。
ここで知識をつけて、自分の身にふりかかることを想像してみてください!
飲酒運転によって受ける罰則
飲酒運転は酔いの程度によって3種類に分けられます。
酒気帯び運転 | 酒気帯び運転 | 酒酔い運転 |
---|---|---|
0.15mg以上 0.25mg未満 |
0.25mg以上 | 0.25mg以上 &歩行困難 |
違反点数 13点 |
違反点数 25点 |
違反点数 35点 |
懲役3年以下 または 罰金50万円以下 |
懲役3年以下 または 罰金50万円以下 |
懲役5年以下 または 罰金100万円以下 |
90日の免許停止 (取消の場合もあり) |
免許取消し& 2年再取得不可 |
免許取消し& 3年再取得不可 |
酒気帯び運転の違反点数13点というのは、あと2点で免許取り消しになるギリギリのラインです。
酒気帯び運転だけでなくスピード違反・信号無視・居眠り運転・スマホの脇見運転などの違反をすると違反点数が追加されて免許取り消しになってしまいます。
スピード違反・駐車違反などで点数がすでについている場合も、13点の追加で「免許取り消し&1年は再取得できない」という処分になります。
上の表・今の話は直近3年間の前歴がない場合の処分です。前歴があると「少しの点数で免許取り消し」「更に重い罰則」「再取得禁止期間が長期化」とキツイ罰をくらうことになります。反省の色がなく違反を繰り返す人にはどんどん罰が大きくなっていくのです。
免許取り消しになると一定期間免許の再取得ができなくなるほか、再び自動車教習所に行って30万円ほど支払って勉強して免許の取り直しをしなければなりません。
「人に迷惑をかけるのであなたにはもう自動車を運転できる資格はありませんよ。反省してください」と言われているのと同じというわけです。
あなたは免許停止したら仕事を続けられますか?
「免停になっても電車で職場まで通えるから大丈夫」
という方なら問題ないかとは思いますが、そもそもそんな人は飲酒後にわざわざ危険を犯して車に乗らないと思います。
大抵の人は車が必要で毎日乗っている人ですよね。
軽い気持ちで飲酒運転して捕まって、しばらく車が運転できない処分になってしまったら、最悪仕事を失うことにもなりかねません。
仕事を失ったあと転職活動はうまくいくでしょうか?あなたの能力は労働市場において価値があるものなのでしょうか?同世代や若者と比べて絶対に勝っていると胸を張って言えるでしょうか?
その想像を真剣にしてみたほうがいいです。
飲酒運転はあっという間に人生を終わりにする
「そんなこと言ってもお酒は付き合いもあるから」
そう言い訳して自分の行動を正当化している人は、本当に自分の人生を棒に振る覚悟ができているかどうかを自問自答してほしいのです。
お酒が入っていると運転途中でどうしても眠くなることもあります。乗る前は「乗れる」と思ったけど乗っている間に眠くなったり気分が悪くなったりしてフラフラ運転になるかもしれません。
その時に警察がいて捕まるならまだ幸せです。
一瞬判断が遅れて他人の命を奪ってしまうことになったら。
裁判・弁護士費用・罰則金・刑務所暮らし・医療費・賠償金・慰謝料…
何千万円の借金を背負い、仕事を失い、家族も離散し、人生終了です。
本当に本当に真剣に想像してほしいです。
自転車の飲酒運転でも捕まる
2015年6月に法改正があって、飲酒後は自転車でも捕まるようになったのはご存知でしょうか?
自動車と全く同じ罰則ではありませんが、自転車の飲酒運転による危険運転で車の免許停止になる事例も実際に起きています。
車を運転していない時でも、免許停止になることがあるのは覚えておきましょう。
車の同乗者やお酒を提供した店も罰則を受ける
罰則を受けるのは飲酒運転したドライバーだけではありません。
車を運転することを分かっていてお酒を提供したお店の従業員・責任者や車に一緒にいた同乗者にも刑事罰が下されます。
しかもドライバーとそんなに変わらない重い罰則を受けます。
罰金もしくは懲役刑と、それに加えて免許停止・取消処分もあります。
運転してなくても免許取り消しになるんです…!
酒気帯び運転・酒酔い運転の処罰は年々厳罰化されています。
身勝手な行為で関係ない人の未来ある命を奪ってしまう危険な行為だからですよね。
車は便利な道具であると同時に、使い方によっては人の命を奪いかねない凶器になることを忘れてはいけません。
お酒の抜け具合は飲酒量・体質・体調で左右される
体内にアルコールが残っているか抜けたかどうかは、飲酒量とアルコール分解能力によって変わってきます。
飲んだ量が多ければもちろん抜けるまでに時間がかかりますし、肝臓のもつ毒素分解能力が低ければ抜けるまでに時間がかかってしまいます。
肝臓の分解能力はその日の体調や日頃の栄養バランスなどによっても毎日変化します。
なので一概に○時間寝たので大丈夫とは言い切れないのです。
特に毎日アルコールを飲んで肝臓を酷使している状態だと、亜鉛やオルニチンなどの栄養素が不足して徐々に肝機能が落ちていってしまいます。
亜鉛・オルニチンはレバー・貝類・海藻類などのミネラル豊富な食材から摂取しないといけないので、日頃の食生活ではほとんどの人が不足していることになります。
実際の例で、8時間寝たのに抜けきれてなくて警察に捕まったという事例もあります。
飲む量によってはアルコールが完全に消えるまでに13時間かかることもあるそうです。
「たくさん寝たから大丈夫」「時間空けたしシラフに戻ったでしょ」「もう全然平気!」などと過信して運転しないようにしましょう^^
今はアルコールチェッカーが手軽に買える
体内にアルコールがどれだけ入っているかをチェックできる検査機を、今はAmazonや楽天市場で手軽に購入することができます。
2万円もするなら高いですけど、2000円台と値段もそんなに高くなく助かります。
ご自身のセルフチェックとして買ってもいいですし、奥さんから旦那さんへのプレゼントとして渡すのもいいと思います^^
警察が測る時と同じ”呼気中のアルコール量”での表示が可能なアルコールチェッカーです。
自動OFF機能や電池残量表示も備えています。
1000円以下の安物もあるがオススメはしない
類似品で1000円以下で買えるアルコール検査機もあるのですけど、検査精度が悪いうえに1ヶ月で故障し、さらに目盛が0.01ずつ増えるわけでなく0.05ずつと大雑把なのであまりオススメできません。
なので少しお金を出してこちらを買うほうがいいかなと思います。
あくまで目安として使いましょう
アルコールチェッカーはあくまで目安として使うようにしましょうね。
「責任はとれません」と商品の説明欄にもしっかり書いてありますので^^;
まあ、警察が持っている10万円以上する本格的なものとは違いますのでしょうがないです。
アルコールチェッカー使用上の注意点
正しい使い方をしないときちんと計測することができないので注意点を覚えておいてください^^
飲んでいる最中・飲んだ直後は正しい数値が出ない
個人差がありますが、飲酒後40分ほど経たないと呼気からのアルコール検知ができません。
「飲む→胃腸に送られる→肝臓で解毒される→解毒しきれない分が血液に回る→呼気として現れる」これに時間がかかるのです。
たとえば飲み始めてから40分経ったところで計測しても、乾杯時の1杯目分しか検知できないということです。
飲んでいる最中ではなく飲み終わってから1時間後以降に測るようにしましょう。
精度を上げたい場合はうがいをするほうが良い
警察の検査でもアルコールチェック前には必ず口の中を水でうがいしてから検査します。
より精度を高めたい場合はうがいしてから測るようにしましょう。
アルコールがある部屋の中で検査しない
飲み終わった部屋の中でそのまま検査しても正しい数字にはなりません。
部屋の中に漂っている空気に反応することがあります。
同じ理屈で油性ペンや芳香剤などのアルコールを使っているものの近くも注意です。
アルコール検査機の限界値もある
アルコールチェッカーはあくまで飲んだ翌日にお酒が抜けているかどうかを計測することが目的の機械です。
検査できる範囲には限界があることを知っておいてください。
あまりに酔いがひどい場合はそれなりの検査機でないと測れないかもしれません。
ちなみに上で紹介した検査機ならロレツが回らない酩酊状態まで測ることができます。
さいごに
飲酒運転による免許停止・取り消しがコワイという方は、次の日までお酒が残ってしまうような飲み方をしないようにすることが一番の解決策です♪(それができたら苦労しないのですけど)
「昨日のお酒のせいで頭が痛い」
「8時間経ったけどもう大丈夫かな?」
「忘年会シーズンだし警察いっぱいいるよな」
「捕まって免許取り消しだけは避けたい!」
「会社にも迷惑がかかるし…」
「家族・子供のためにも自分がしっかりしなきゃ」
そんな風に思う方は、アルコールチェッカーがあると少し安心できるかもしれませんね^^